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2006年12月20日 (水)

耐震偽装、完全告白

Shinotsuka_1 篠塚元支店長の告白、姉歯発言で狂った人生。耐震偽装、完全告白、発覚から400日。

事件の裏には、何があったのか?その全てを日本テレビだけに明かした。

篠塚明、初めて明かしたホンネ。

なぜ偽装は行われたのか?警視庁は姉歯被告と木村建設そしてヒューザーなどが絡んだ組織的な犯行との疑いを強めていた。きっかけは、姉歯被告の証言だった。

姉歯「木村建設の東京支店長篠塚氏から鉄筋を減らすように相当プレッシャーをかけられまして」

鉄筋を減らす。彼は首謀者と名指しされた。姉歯被告からリベートを受け取っていたとの疑惑を深めた。

しかし、捜査で明らかになったのは、姉歯被告個人による金目当ての犯行。高級外車の購入や、愛人との交際に金を費やされていた。

旅館らしき広い畳の部屋で座敷のテーブルには料理がたくさん並んでいて、記者と篠塚氏が差し向かいで座ってのインタビュー形式。

記者「あの姉歯発言で人生狂わされましたよね?」

篠塚「国会にしてもマスコミにしてもとにかく、ただ1人のうそつきの発言をうのみにしすぎたと言う、それはあまりではないかと思いますね」

記者「どうして自分が巻き込まれたのか?」

篠塚「姉歯が言うように10年間(仕事で)付き合っている長さと、正直言って(仕事した)数は一番多かったと思いますからね。ただ数としては(仕事を)頼んでるけど姉歯と直接、じゃあ頼むね、と僕自身が言った機会というのは(一緒に仕事した)10年間でも本当わずかだと思いますよ。たぶん10本・・・20本はないと思いますよ」

記者「姉歯被告と話してみたい気持ちは?」

篠塚「今?ない、何も言いたくない、あいつに会ったからといって、あいつに何か言ったからと言って、世の中が元に戻るわけがないから」

元には戻らない、偽装が発覚するまでは幸せな暮らしがあったグランドステージ溝口(神奈川・川崎市)マンションはすでに解体されていた。99の偽装物件の一部は立替や補強工事の再建を始めたが今だ工事の始らないマンションがあのときから時間が止まったままだ。

4月26日、彼に逮捕の瞬間がせまる。逮捕数日前、日本テレビの記者だけに本音を語った。

記者「今の心境は?」

篠塚「逃げ出したい・・・」

彼の容疑は捜査上浮かび上がった、木村建設の粉飾決算。警視庁は偽装事件の解明の糸口と考えていた。

篠塚「まあ恐いという気持ちはもちろんありましたよ、逮捕事実に関しての恐さは少なかったと思いますね。逮捕されても僕は、自分では悪い事していないと言い切れる自身があったから・・・、逮捕されても姉歯にくみしていたわけでもないし(偽装に)関与していたわけでもないから、それは堂々と述べるつもりで、だから一切隠れもしないし逃げもしないつもりでいましたよ」

記者「朝、捜査員が自宅にきましたが?」

篠塚「もう、堂々と行くと言う、家族にも俺は悪いことはしていない、だから堂々と行くと朝から言いましたから家族全員集めて、だから僕顔を隠してないでしょ、あまり頭も落としていないと思いますよ」

記者「不当捜査を感じたことは?」

篠塚「だって逮捕自体が僕には納得できていないわけだから、不当といえば不当でしょうね」

彼は熊本から東京の連行されこの警察施設で(警視庁品川庁舎)取調べを受けた。追求は粉飾の疑いだけではなく当然のように偽装事件にも及んだ。

篠塚「粉飾(の疑い)の取調べなんか時間的には少なかったですよ、あとは、姉歯との絡みとか詐欺に関しての話を聞いていて、粉飾なんかわずかですよ」

用意されていたシナリオ

記者「聞く耳は持ってくれていた?」

篠塚「まったく、(首を横にふっている)だって筋書きに乗らないとダメだから向こうさん(検察)は、僕が筋書きに乗らない発言をしたり、反対の意見だけ言っていたら全然関知しないもん」

記者「検察は怒るんですか?」

篠塚「うそつき呼ばわりだよ」

6月、彼は東京拘置所の一室に移される。

記者「寝転がったりできる?」

篠塚「ああ、できません。横になっては絶対ダメだと」

記者「腰痛くなりません?」

篠塚「痛かった」

記者「拘置所の中で一番こたえたことは?」

篠塚「やはり、何もすることがないのが一番こたえた。最後のころね。だから、弁護士先生に泣き言を言い始めたから、初公判の前・・・一週間から10日間ぐらい、もう耐え切れないなあ」

逮捕から105日、彼は容疑を否認したまま保釈される。彼を支えたのは妻と子ども達だった。

篠塚「嫁さんの手紙と言うのが一番大きかったと思う」

記者「どのようなことが書かれていたのか?」

篠塚「まあ、あまり言いたくはないですけどもやはり、やってないことを認めることだけはやらないでくれ」

記者「(2人の小学生の)子どもからの手紙は?」

篠塚「(天井を見上げて)正直子どもの描いた絵を見たときは涙が出てきましたね、思い出しても・・・・今涙が出てくる」

その家族と一緒に彼はいま熊本で暮らしている。毎朝4時に起床、まっさきに仏壇に手を合わせると言う。家族の朝食を作るのも日課だ。しかし彼がやることはこれが全てだ。

記者「今生活費はどうしてるのか?」

篠塚「雇用保険と嫁さんが働いているお金と」

偽装事件によって突きつけられた現実。仕事を失った彼は逮捕が迫っていたこの時も就職先を探していた。

記者「逮捕される前の日もハローワークに通っていたが今は?」

篠塚「今月も行っておりますよ」

記者「再就職はどうですか?」

篠塚「再就職は家族のためにやらないといけないけど、元の同僚も僕の年代では決まっていないと聞いてるので、彼らを差し置いて自分が決めるということに、差しさわりがあると言うかこだわりがあると言うか申し訳ないと言う思いがありますよね。あくまでも僕は加害者だから、被害者の方々をまだ苦しめているのに自分自身が、再びというのをやっていいのかと言うのがまだ心の中にありますから」

先月(11月)東京地方裁判所は粉飾の罪については有罪判決を言い渡したが、偽装事件との関わりを示す証拠はないとして、彼は控訴しなかった。(懲役1年執行猶予3年の有罪判決)

篠塚「刑事とか民事とかそういうのではもちろん姉歯とくみしていないと分かってもらったと思いますけど同義的責任というのは自分にないとは絶対言えないし事実あると思って生きてますから今も」

偽装事件のきっかけに多くのものを失ってしまった。彼は今合意的責任という重みの言葉をみずからかみしめつつ日々を送っている。

事件で被害を受けた多くの住民は今でも仮の住まいでの生活や二重ローンをかかえた生活をしいられたまま、まもなく二度目の年越しを迎えることになります。もと一級建築士の姉歯被告に対する注目の判決は来週の火曜日(12月26日)東京地裁で言い渡されます。

日本テレビのリアルタイムでした。意外でしたね。耐震偽装のことを日本テレビが取り上げるなんて思ってもいませんでしたから。日テレの記者さんはずいぶん前から、篠塚氏に取材していたみたいです。一対一の差し向かいでのロングインタビューも、随分リラックスして話しをしていた様ですので、記者の人を信頼しているのでしょうきっと。篠塚氏は紺色のフードが付いたトレーナー姿でした。顔は、前にくらべてやや、やつれたかなあという印象を持ちました。ハローワークに通っている映像を見たときは、なんだかNHKのワーキングプアを見ている錯覚におちいりそうでしたよ。

当然ですが、今この人は無職です。

奥さんが養っています。

小学生の子どもが2人います。

耐震偽装の事件が風化しないためにも今回のこの放送は良かったと思います。日本テレビさんありがとう!

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コメント

そっかぁ・・
耐震偽装では、藤田氏の方にばっかり目がいってたからそのへんのことはほとんど知らんかったけど、またそっちも見んとあかんね!
ちゅうか、事件の根本的なことはわたいはほとんど知ってない(^。^;;
ただ、政府関係者の不正を隠してるってことだけで、そっちばっかりに注目してた・・・

それにしても今日は、予想してたこととはいえ、亀田の試合見て気分悪いww
前回あれだけバッシングされてて、あんなあからさまな八百長やるかなぁ(;^_^A アセアセ

投稿: ゴーヤン | 2006年12月21日 (木) 00時52分

ゴーヤンさん、こんばんわ!私も藤田氏のことばかり見てたので今日の放送で色んな角度から見ないといけないって思いました。耐震偽装事件って本当に大きな事件ですね。2重ローンなんてどうやって生きていけばいいのかマジ働けど働けど暮らしが豊かにならないワーキングプアですよ。偽装マンションを買わなければ普通の幸せな生活があったのにこのインチキマンションのせいで皆が苦しい生活を強いられていると思うと逃げ回っているやつらを1日も早く引きずり出して法の裁きを受けてほしいです。
亀田の試合はつまらなかったですよー。会場のお客さんガラガラでしたね。いい気味です。あいかわらずの八百長試合って感じでしたね。報道のTBSって私は評価してるんですがこれだけはいただけませんぞ。

投稿: どらみ | 2006年12月21日 (木) 01時36分

篠塚さんも植草さんも最近の写真を見ると、ものすごくやつれてしまっていますね。気の毒です。 是非とも立ち直ってもらいたいものです。 本当の悪を引きずり出してください。
どうすればよいか。それはまず世襲議員は同じ選挙区から出れないルールを作る必要があります。
2,3世議員は過去のしがらみを切れません。アパなど典型的な例でしょう。 A層はあきらめずにがんばりましょう。

投稿: サラリーマン | 2006年12月21日 (木) 03時55分

サラリーマンさん、A層なのですね。無実の罪やいわれなき不当逮捕で人生を狂わせた張本人の悪人どもは今も暖かい部屋でのうのうと暮らしています。いつまでも、このような事が当たり前になっていては、日本沈没の女性は子ども産まないの、少子化で男の子は全員自衛隊又は軍隊に入隊義務化の、日本から若い青年いなくなるから、ますます少子化のってわけがわからなくなっちゃう日本にだけはしたくありませんよね。A層の人達には本当にがんばってもらいたいです。

投稿: どらみ | 2006年12月21日 (木) 18時50分

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